0. エージェントに渡す URL

次の URL を AI エージェント(Cursor・Antigravity・Claude・Codex・Grok など)のチャットに貼ると、 本ページの内容を読み取り、Zborra の使い方・ツール一覧・安全な手順を把握しやすくなります。

https://zborra.pop-link-social.com/docs/ai-agent.html
要約用テキスト
要約用: https://zborra.pop-link-social.com/llms.txt
重要
この URL は「仕様書」です。実際に仕訳を動かすには、 Zborra デスクトップの起動・ログインと、エージェント側の MCP(zborra-accounting)または localhost:9477 の接続が必要です。

1. 誰向けか

  • フリーランス・個人事業主で、AI に経理の下書きを手伝わせたい方
  • Cursor / Claude / Codex / Antigravity / Grok など、ツール呼び出し型の AI を使っている方
  • レシート撮影 → 仕訳 → 月次レビューを会話で進めたい方

2. 設計の原則(安全の考え方)

AI エージェント(IDE / デスクトップ AI など)
↓ ツール呼び出し(MCP 等)
Zborra(検証・権限・監査・会計計算)
↓
あなたの帳簿データ(ローカル中心)
  • AI が残高や税額を「それっぽく推測」して確定させない
  • 書き込みは必ず内容確認のうえ実行する運用を前提にする
  • エージェントは DB を直接触らない(Zborra 経由のみ)
  • e-Tax 送信・税務判断の代行は行わない

3. 対応するエージェントの種類

種類 例 向いている使い方
IDE / コーディングエージェント Cursor、Codex 系、Claude Code など 定型の月次処理、フォルダ内レシートの整理、手順の自動化
汎用デスクトップ AI Claude Desktop、Antigravity、Grok など 日常の経費登録、口語でのレポート照会
チャットのみ Web チャット UI 仕訳案の相談(確定は手入力)

接続の具体手順はエージェント製品ごとに異なります。多くの場合、MCP サーバ設定またはローカル連携を行います。Zborra デスクトップを起動し、ログインした状態で連携してください。

4. セットアップの流れ

  1. Zborra デスクトップをインストールし、アカウントでログインする
  2. 利用する AI エージェント側で「Zborra 連携 / MCP」を有効にする
  3. エージェントが要求する認証情報(ログインセッションに紐づくもの)を、案内に従って設定する
  4. 最初は読み取りだけ(勘定科目一覧・損益など)で疎通を確認する
  5. 仕訳登録は、必ずプレビュー → 人の確認 → 確定の順で試す
重要
認証情報(トークン等)はパスワードと同様に扱ってください。チャットや公開リポジトリに貼らないでください。漏洩した場合は再ログインやトークン再発行で無効化してください。

証憑ファイルをパス指定で読ませる場合は、エージェントに許可するフォルダを必要最小限に限定してください(例: レシート専用フォルダのみ)。

設定例のイメージ(プレースホルダ)

実際のキー名・パスはインストール版・エージェント製品の最新案内に従ってください。以下は概念図です。

{
  "mcpServers": {
    "zborra-accounting": {
      "command": "(Zborra が案内する起動コマンド)",
      "env": {
        "ZBORRA_AGENT_API_TOKEN": "(ログイン後に取得するセッション用トークン)",
        "ZBORRA_AGENT_USER_ID": "(自分のユーザーID)"
      }
    }
  }
}

5. できる操作(ツール概要)

MCP では 22 ツールを公開しています。書き込み系は原則 confirm=true が必要です。

参照(読み取り)

  • 勘定科目一覧
  • 仕訳一覧(期間指定)
  • 損益計算書・貸借対照表
  • 青色申告用データ・納税概算・申告準備チェック
  • 証憑一覧・未紐付け証憑の検出
  • 経営指標スナップショット(P/L・B/S・ランウェイ・健全性・月次・経費上位・目標進捗を一括)
  • 経営目標 JSON の取得・達成率

更新(書き込み・確認必須)

  • 仕訳の登録・更新・削除
  • 証憑のアップロード・仕訳への紐付け・解除
  • 経費仕訳と証憑の一括登録
  • 経営目標 JSON の保存(自由形式の目標定義)
  • Ledger Loop(証憑→承認→確定→ローカル実仕訳)
Tip
仕訳の前に勘定科目一覧で ID を取得してください。科目名の勘で ID を埋めないでください。

MCP ツール一覧(名前)

区分 ツール名
帳簿・科目 ListAccounts / ListTransactions / CreateTransaction / UpdateTransaction / DeleteTransaction
レポート GetProfitLoss / GetBalanceSheet / GetBlueReturnReport / GetTaxEstimation / GetFilingChecklist
証憑 ListReceipts / FindUnmatchedReceipts / UploadReceipt / LinkReceiptToTransaction / UnlinkReceiptFromTransaction / RegisterExpenseFromReceipt
経営・目標 GetManagementIndicators / GetBusinessGoals / GetBusinessGoalProgress / SetBusinessGoals
Ledger Loop RunLedgerLoop / ReconcileLedgerLoop

ローカル REST(デスクトップ起動時・loopback のみ)でも同趣旨の API が使えます。例: GET /api/reports/management-indicators、GET|POST /api/goals、POST /api/loop/run、POST /api/loop/reconcile。

5.1 Ledger Loop(証憑→仕訳の閉ループ)

RunLedgerLoop(または POST /api/loop/run)は、証憑データの受け取りから承認・確定を経て、 ローカル帳簿に実仕訳を登録する一連の流れです。OCR はエージェント側、会計検証と仕訳保存は Zborra 側です。

  • 成功時 localJournalId が実仕訳 ID(ListTransactions で確認可能)
  • 応答不明時は ReconcileLedgerLoop で同じ冪等キーを再送(新キーを作らない)
  • 仕訳作成に成功するまで Case を posted にしない(設計どおり)
  • 書き込みには confirm=true が必要
# 推奨手順
1. ListAccounts で借方・貸方 ID を確定
2. レシート画像をエージェントが読む(ビジョン / OCR)
3. 利用者に仕訳案を提示して承認
4. RunLedgerLoop(confirm=true, base64 または filePath, …)
5. ListTransactions で登録を確認

6. 経営分析・指標データへのアクセス

仕訳・科目に加え、アプリが集計した経営指標を AI が読み取れます。 アプリ内にチャットを設けて「理由説明」まで行うのではなく、構造化された数値を AI に渡して追加分析する使い方を想定しています。

GetManagementIndicators で得られるもの(概要)

  • 期間の損益(科目別)と貸借の要約
  • 現金・預金残高とキャッシュ・ランウェイ(月数)
  • 健全性チェック(固定費比率などの指標)
  • 月次の収支推移、経費上位
  • 設定済みの目標達成率
# エージェントへの依頼例
「今年の経営指標スナップショットを GetManagementIndicators で取って、
 ランウェイと売上・費用のポイントだけ短くまとめて」

「先月の損益と経費上位を出して。アプリ側の数字を使って」
ご注意
AI のコメントは参考情報です。税務・経営の最終判断はご自身で行ってください。Zborra は指標の集計と表示を担います。

7. 経営目標(JSON)の設定と達成率

個人事業・フリーランスでは「月次計画の固定フォーム」が合わないことが多いため、 目標は自由形式の JSONで定義します。AI に目標案を作らせて SetBusinessGoals で保存し、 デスクトップでは達成率・項目別進捗だけを見やすく表示します。

metric(集計の種類)

metric 意味
revenue 期間の収益合計(仕訳から自動)
expense 期間の費用合計(上限目標向き)
net_income 期間の利益
cash_balance 現金・預金残高
account_balance 指定科目の残高(accountName / accountId)
custom 仕訳以外。AI が currentOverride で実績を入れる

目標 JSON の例

{
  "name": "2026年目標",
  "goals": [
    {
      "key": "annual_revenue",
      "label": "年間売上",
      "target": 6000000,
      "metric": "revenue",
      "unit": "JPY",
      "periodStart": "2026-01-01",
      "periodEnd": "2026-12-31"
    },
    {
      "key": "july_expense_cap",
      "label": "7月経費上限",
      "target": 300000,
      "metric": "expense",
      "periodStart": "2026-07-01",
      "periodEnd": "2026-07-31"
    }
  ]
}
# エージェントへの依頼例
「年間売上 600 万、7月経費 30 万以内の目標 JSON を作って
 SetBusinessGoals で confirm=true で保存して」

「GetBusinessGoalProgress で今の達成率を見せて」
  • 保存は confirm=true と書き込み権限が必要です
  • 件数・文字数・metric はサーバ/アプリ側で検証されます(不正な HTML 等は除去)
  • クラウド同期後、Web ダッシュボードでも目標の一覧(名称・目標値)を確認できます。仕訳から計算した達成率の詳細表示はデスクトップが本体です

8. 推奨ワークフロー

経費を文章で登録

1. 勘定科目一覧を取得
2. 仕訳案を作成し、内容を利用者に提示
3. 承認後に確定登録

レシート画像から登録(推奨)

1. エージェントが画像を読み取る(OCR / ビジョン)
2. ListAccounts で科目 ID を選ぶ
3. プレビューを人が確認
4. RunLedgerLoop(confirm=true) または RegisterExpenseFromReceipt(confirm=true)
5. ListTransactions で確認

月次レビュー

1. GetManagementIndicators または期間指定の損益
2. 仕訳一覧・未紐付け証憑の確認
3. 目標達成率(GetBusinessGoalProgress)
4. 必要ならデスクトップで月次 PDF を出力

確定申告の準備

1. 青色用レポート
2. 納税概算
3. 申告チェックリスト
4. 期末の貸借対照表

いずれも提出そのものは e-Tax / 税務署 / 税理士が行います。

9. デスクトップの月次 PDF・目標表示

AI 連携とは別に、アプリ本体でも次が使えます(個人事業主向けの「見る・出す」用途)。

  • ダッシュボードの月次サマリー PDF … 年・月を選んで 1 枚の PDF を出力(売上・費用・利益・現金・ランウェイ・主な費用・目標進捗)
  • 目標達成率ウィジェット … AI が設定した目標の進捗バー表示
  • 分析期間の保持 … ダッシュボードで指定した期間は次回起動時も復元
ご案内
詳細な解釈や「なぜそうなったか」の対話はアプリ内ではなく、上記ツールで取得したデータをエージェント側で行う想定です。

10. 自動で検証される経理ルール(概要)

  • 借方と貸方が異なること
  • 金額が正であること
  • 摘要があること
  • 税率が妥当な範囲であること
  • 適格請求書とする費用側では登録番号が必要な場合があること

日付は YYYY-MM-DD 形式で指定してください。

11. セキュリティと運用上の注意

  • 連携は原則としてご自身の PC 上で完結させてください。インターネットに帳簿操作用の口を公開しないでください。
  • 書き込みができるのは、権限のあるアカウントのみです。チーム利用時は権限を最小限に。
  • エージェントに渡す画像・文章は必要最小限に(マイナンバーや無関係な通帳画像は送らない)。
  • 「常に自動承認」「確認スキップ」の設定は使わないでください。目標の保存も confirm=true が必要です。
  • 外部 AI サービスの利用規約・データの取扱いを確認してください。
  • 開発・検証用の特別な緩和設定がある場合でも、本番の日常利用では有効にしないでください。
  • 目標 JSON にはスクリプトや過剰に大きなデータを入れないでください(件数・サイズ制限があります)。

12. うまくいかないとき

症状 確認すること
権限エラー オーナー権限か、書込が許可されているか
確認が必要と言われる 内容を確認したうえで、確定操作を再度行う
認証エラー Zborra に再ログインし、エージェント側の認証情報を更新
科目が見つからない 勘定科目一覧を取り直して ID を指定
インボイス関連エラー 登録番号を入れるか、適格でない取引として扱う
目標が保存できない JSON 形式・metric の種類・件数上限、confirm=true、書き込み権限
経営指標が取れない デスクトップ起動・ログイン・レポート閲覧権限・期間指定(YYYY-MM-DD)

関連リンク

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